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最近、小児整形外科疾患を診察して感じることが二つあります。一つは、早期検診の確立や医療技術・検査の進歩によって、先天的な整形外科疾患が著しく減少した半面、近年のスポーツ熱の高まりにより、スポーツ傷害(スポーツ障害やスポーツ外傷)が急増していることです。もう一つは、急性期での受診が少なくなったと言う事です。受傷して、数週間後、場合によっては数ヶ月経て受診されるケースを多く見かけ、しばしば治療に苦慮します。原因として少子化や親子関係の希薄化、医療費自己負担増など社会的および経済的変化もさる事ながら、教育者やスポーツ指導者サイドにも大きな問題があると感じています。 子供は大人に比べて、自然治癒能力が旺盛で、早期に骨癒合が得られる半面、小児の骨は柔らかく、筋力は弱く、骨・筋肉の成長がアンバランスで、成人には認められない特有な骨端線を有しているため、骨・軟骨・靭帯・筋肉が容易に損傷され易いという身体的特徴を認めます。 この点を十分に理解されていないと、間違った指導が行われたり、整形外科専門医への受診が遅れ、適切な治療時期を逃し、生涯にわたって機能障害を残す結果を引き起こす事にもなりかねません。従って、教育者やスポーツ指導者の方々には、この点を十分に理解して頂き、小児期のスポーツ障害やスポーツ外傷に対処して頂きたいと存じます。 小児に関する最新の医療情報 |
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