![]() |
脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)はランニングやジャンプ、ダッシュなどを繰り返すスポーツ活動によって発生する下腿中央から下部にかけての内側の痛みを言います。 原因はスポーツ活動により下腿の筋肉(後脛骨筋・長趾屈筋・ヒラメ筋)や筋膜、骨間膜などが脛骨の骨膜を異常に刺激して骨膜に炎症を発生させるためと考えられています。陸上競技やバスッケトボール、バレーボールなどの選手によく認められ、特に過回内足や扁平足を有する方に多い傾向にあります。 症状は運動時や運動後の脛骨中下1/3内側の痛みです。進行すると、痛みは歩行時にも出現します。診察では脛骨中下1/3内側に著明な圧痛を認めます。診断にはレントゲン検査が不可欠で、脛骨疲労骨折との鑑別(見極め)が大切です。 治療は保存的治療(手術しない方法)が原則です。まず1ヶ月程度のスポーツ活動を中止していただき、薬物療法として短期間の非ステロイド系抗炎症剤を処方し、リハビリテーションとして温熱療法や骨膜を刺激する電気刺激療法を指示し、ストレッチングや筋力強化訓練を指導します。何度となく再発を繰り返される症例で過回内足や扁平足を有する症例では、適切なシューズを検討していただいたり、フットプリントターを用いて足底の荷重部をチェックし、適切な足底板を作成し装着していただきます。これらの治療にて改善が得られれば、十分なウォーミングアップやRICEの処置を中心としたクーリングダウンを指導し、スポーツ活動を再開させます。 |
| 子供の整形外科 大人の外傷(ケガ) たはら整形外科の表紙へ戻る |