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食事療法について カルシウム 1日に800mg以上摂取されて下さい。食事での摂取が困難な場合は1000mgのサプリメントを使用して下さい。カルシウムを多く含む食品は、牛乳、スキムミルク、チーズ、ヨーグルト、干し海老、ワカサギ、シシャモ、豆腐、納豆、小松菜、チンゲン菜などです。 ビタミンD 1日に10〜20μg摂取されて下さい。ビタミンDを多く含む食品は、きくらげ、サケ、うなぎの蒲焼、サンマ、ヒラメ、イサキ、タチウオ、カレイ、メカジキなどです。 ビタミンK 1日に250〜300μg摂取されて下さい。ビタミンKを多く含む食品は、卵、納豆、ほうれん草、小松菜、にら、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツ、わかめ、のりなどです。 薬物療法について 骨粗鬆症の治療は薬物療法が主体となります。薬物療法は骨粗鬆症の人にとって非常に重要な治療法です。薬物療法は骨吸収抑制剤(骨が溶けるのを抑える薬)と骨形成促進剤(骨を作るのを促す薬)と骨代謝調整剤(骨吸収と骨形成を調整する薬)とに分かれます。現在、日本では9種類の治療薬があります。 (骨吸収抑制剤) ビスフォスフォネート製剤(破骨細胞に作用して骨吸収を抑制する製剤)・SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーターといわれ、骨に対してのみエストロゲン様の作用を有し骨吸収を抑制する製剤。ただし、乳房や子宮への作用を有しないため乳癌や子宮癌の発生はない)・エストロゲン製剤(骨に直接作用して骨吸収を抑制する製剤)・カルシトニン製剤(甲状腺ホルモンの一つで破骨細胞に作用して骨吸収を抑制する)・イプリフラボン製剤(骨吸収抑制作用と骨形成促進剤を有する製剤)などがあります。 (骨形成促進剤) ビタミンK2製剤(オステオカルシンに作用して骨形成を促す製剤、破骨細胞を抑制する作用もある)・蛋白同化ホルモン製剤(骨芽細胞に作用して骨形成を促す製剤)などがあります。 (骨代謝調整剤) カルシウム製剤(血中のカルシウム濃度を上昇させ副甲状腺ホルモンの分泌を抑制し骨吸収を抑制する製剤)・活性型ビタミンD3製剤(小腸からのカルシウム吸収の促進や腎臓でのカルシウム再吸収の促進を有する製剤)などがあります。 尚、近年、骨粗鬆症の治療は目覚しい進歩があり、海外ではすでに、ED−71、チボロン、PTH(副甲状腺ホルモン)などが使用され、有用性が認められております。近い将来、日本での使用も可能になるものと期待しております。さらに将来、骨粗鬆症の遺伝子情報が解明されると、個々の患者さんにあった予防や治療、すなわち、オーダーメイド医療が可能となるでしょう。今後の研究が期待される所です。 運動療法について 骨粗鬆症の治療や予防には骨粗鬆症の体操(ストレッチや筋力強化訓練)が大切です。メタボリックシンドロームと運動療法を参照されてください。 骨折の治療について 不幸にして骨粗鬆症が誘因となり、骨折(上腕骨頚部骨折や橈骨遠位端骨折、脊椎圧迫骨折、大腿骨頚部骨折など)を発生した場合、年齢や生活環境、趣味、合併症などを考慮し、ギプス療法や装具療法(コルセットやリュックサック型脊椎装具)、各種の手術的治療が検討されます。 |
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