![]() |
モートン先生が、趾神経(足の指の神経)が中足骨骨頭によって圧迫されて起こる障害を報告して以来、モートン病と呼ばれるようになりました。 原因はハイヒールの使用や窮屈な靴での長時間の作業、スポーツ活動によって足の指が過伸展(過度に伸ばされる状態)を強制された結果、総底側趾神経が横中足靭帯により圧迫れて発生します。中年の女性に多く認められます。すべての趾間(足の指と指の間)に発生しますが、特に第3趾と第4趾の間によく認められます。 症状は痛みとシビレです。痛みは締めつけられる様な、刺す様な、焼ける様な痛みだと訴えられます。これらの症状は長時間の立位や歩行、スポーツ活動によって増悪し、休憩すると軽快します。さらに進行しますと夜間痛を訴えられます。 治療は、足部に圧迫感をもたらさない様な靴を指導します。痛みに対しては短期間の非ステロイド系抗炎症剤を処方します。リハビリテーションとしては温熱療法や筋力強化訓練を指示します。頑固な症例ではステロイド局所注射を試みます。再発を繰り返す症例では装具療法として足底板を処方します(中足骨骨頭部に圧迫がかからないような靴底を着用させます)。 これらの保存的治療(手術しない方法)にて改善が得られない症例では手術的治療を検討します。手術は総底側趾神経を圧迫している横中足靭帯を切離し、癒着している神経を剥離、切除します。 |
| 他の足首・足の疾患について たはら整形外科の表紙へ戻る |