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肉離れは走行中やスポーツ活動中に急激に筋肉が収縮した結果、筋膜や筋繊維の一部が損傷して痛みや腫れ、運動障害をもたらす疾患です。原因は打撲などの直接的な外傷(ケガ)によるものではなく、自家筋力の強力な筋収縮(ちぢむこと)による筋肉の部分断裂です。 肉離れの大半は下肢に好発し、大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋などに多く発生します。若年者では大腿四頭筋に、中高年者では腓腹筋に多く認められます。症状は痛みや腫れ、歩行障害で、血腫や皮下出血、歩行障害を認めます。診察では損傷部に圧痛と陥凹を認めます。レントゲン検査(CRの軟部組織撮影)では血腫や筋繊維損傷が確認されます。 受傷直後は患部を安静にして3日間のRICEの処置を行います。疼痛に対しては薬物療法として短期間の非ステロイド系抗炎症剤を処方します。リハビリテーションは損傷した筋繊維の回復を促すために温熱療法を行い、早期よりストレッチング(大腿四頭筋・ハムストリングス・腓腹筋)や筋力強化訓練(等尺性運動や等張性運動)を指導します。スポーツ再開まで軽症でも数週間、重症では数ヶ月間を要します。 |
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